夢の国と言えば、そう、ディズニーランドである。日本にも東京ディズニーランドがあるのだが、その夢の国に関して、こんな都市伝説がある。
ディズニーランドと言えば、その世界観を崩さないことで有名である。例えば、ゴミ拾いをしている、清掃員の人に話しかけて、「何をされているんですか?」と聞くと、「星のカケラを拾っている」と返ってくるのだとか。
それぐらい、徹底して夢の国という世界観を崩さないようにしている。そして、これは意外と知られていないのだが、実は、ディズニーランド内で出会うキャラクター。
サインを頼むと、サインをしてくれるのだそうだ。園内にも、サイン帳が用意されているという徹底ぶり。そして、ある親子がディズニーのキャラクターたちにサインを貰っていた。
その後、船のアトラクションに乗ったその親子。恐らく、カリブの海賊だと思われる。そのアトラクションに乗っていた子供が、誤って、そのサイン帳を落としてしまったのだ。
あまりにも子供が悲しむので、母親は、アトラクションのスタッフに、事の経緯を伝えた。すると、スタッフは事細かに
「いつ帰る予定ですか?」
「どんなデザインのサイン帳ですか?」
「どんなキャラクターにサインを貰いましたか?」
聞いてきたのだ。そして、「一応探してみますので、また帰る際に寄ってください」とスタッフはその親子に告げた。
数日後、その親子は言われた通りに、帰り際にそのアトラクションに寄った。すると、そのサイン帳が戻って来たのだ。そのことに驚き感謝した親子だったが、良く良くそのサイン帳を見ると、濡れた形跡がない。
確かに、元々持っていたサイン帳と同じデザイン、同じキャラクターからのサインがあったのだが、水に落としたはずのサイン帳が濡れていなかったのだ。
そして、改めてそのサイン帳をめくってみると、中に、1つだけ貰っていないはずのサインがあったのだ。そして、スタッフに確認したところ、そのスタッフはこう発言した。
「マーメイドが届けてくれたのです」と。
そう。その唯一貰っていないサインというのが、マーメイドのサインだったのである。
信じるか信じないかは、あなた次第。
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