リニアモーターカー事業の利権主導権はいったいどこに

少し前から、鉄道オタクという人が増え、最近では鉄オタの女性まで増えているらしい。そんな鉄道オタクにも実は種類があるというのだ。まず、鉄道そのものに乗って楽しむ鉄オタ=「乗り鉄」そして、写真を撮って楽しむ鉄オタ=「撮り鉄」

ここまでは一般的な鉄道オタクの人たち。

しかし、少し特殊なオタクだというのが、「企業努力鉄」パッと聞いただけでは、何のことかサッパリ分からない。この「企業努力鉄」というのは、鉄道関連会社の企業努力により生み出されるイノベーションやサービス向上、その他新技術に興奮するというオタクのことを指しているらしい。

鉄道というのは日本の血流なのだと。人もの物資を運ぶ鉄道というのは、日本経済を支えている、正に血流なのだと。そして、今最も注目している技術革新が、「リニアモーターカー」なのだそう。

そのリニアモーターカー。実は2014年に開通工事がスタートするというのだ。最初に開通予定なのが、「東京ー名古屋」間。新幹線だと、おおよそ1時間40分程度かかるこの距離。

なんと、リニアモーターカーだと、たったの40分で着くというのだ。しかし、ここでふと疑問に。ここまでの技術革新が、なぜ大衆に広まっていないのか、ということだ。

これだけの可能性を秘めた工事着手、もっと大々的に報じられても良いのではないか。それには、理由があるのだというのだ。というのも、リニアモーターカー開通に向けての工事に関するある内容が、表に出来ないのだとか。

まず、このリニアモーターカーの開設だが。実は、国家プロジェクトでは決してなく、民間企業であるJRの単独による計画なのだというのだ。元々は、国家プロジェクトとして位置づけられていたリニアモーターカー。

しかし、財政難、更には、地方自治体との兼ね合いにより、話が進まなかったのだそう。結果、その計画がとん挫してしまったという過去があるのだ。それにしびれを切らしたJR東海。

もう良い、うちが企業としてリニアモーターカーを開通させる、と。その予算額9兆円。しかし、JRは、これらの金額を全て自社で負担するから、やらせて欲しいと、国に許可を求めた。

そして、結果としてリニアモーターカーの計画はスピードを上げ進み、2014年開通工事の着手にこぎつけた。だが、これに国は黙っていなかった。これだけ大規模な事業であれば、是非国家としても参加させて欲しいと。

しかし、JRはこれを頑なに拒否する。そこには、ある複数の思惑があったのだ。というのも、JRはこのリニアモーターカーの計画を迅速に進めたいと考えている。国と共同でやるとなると、またお役所の悪いところで、イチイチ決定までが遅い。

そんな余裕はJRにはないのだ。なぜか?それが、大地震。近年、東海道地域では、大地震が予想されている。南海トラフ地震だ。あと数十年以内には、来る可能性が高いと言われ続けている地震予測である。これによって何が起こるか。

JR東海道新幹線の壊滅的被害である。JR東海道新幹線は、全て海岸沿いを走っている。つまり、大地震がやってきて、万が一、東日本大震災のような大津波がやってこようものなら、それこそ全壊してしまう可能性すらあるのだ。

その大地震に備えて、何が何でもリニアモーターカー(設置は内陸)を開通させたいとの思惑がある。そしてもう一つの思惑が。それが、名古屋の経済発展。東京ー名古屋間をたった40分で行けるとなると、経済の拠点を名古屋に移すことが可能になる。

JR東海道からすれば、願ったりかなったりである。しかし、これだけJRが前向きに単独事業として実施しようとしているにも関わらず、政府はある取り決めをした。それが、リニアモーターカー計画の国家プロジェクト格上げ宣言である。

つまり、まだ国としてリニアモーターカー計画に関与しようとしているのだ。何とも諦めの悪い政府だが、これにもまた思惑があるのだ。リニアモーターカーは、名古屋ー東京間なのだが、東京側の終点は品川で決まりなのだとか。

その他の要素もあり、近々、品川は東京でも随一の区になると言われている。そして、現政権の安倍さんは、この品川を経済特区として活用しようと考えているのだとか。そのためにも、是非、リニアモーターカーの事業に加わりたい。

そういう意図が働いているのだという。

確かに、あれだけの事業であれば利権も相当凄いものがあるはず。その手綱を国としても手放す訳にはいかないのだろう。今後、JRか国か。どちらが主導権を握るのかで、今後の日本に大きな影響がありそうだ。

信じるか信じないかは、あなた次第。

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