おまじないが科学的にも効果があると証明された

科学の進歩により、おばあちゃんの知恵袋的な「おまじない」の効果は否定されつつある。

私の知る昔の話で言えば、好きな人の名前を消しゴムに書くと恋愛が成就する、といった非科学的な願掛けのことを通称「おまじない」といい、その効果はほとんどない。

しかしながら、中には本当に効果のあるおまじないも存在するのだ。最近証明されたのが、あの有名な「痛いの痛いの飛んでいけ」である。小さい頃に、転んだりすると母親がよくやってくれた例のやつ。

最近になってあのおまじないは、科学的にも効果があると証明されたのだ。

やり方は至って簡単で、痛いところをさすりながら「痛いの痛いの飛んでいけ」と言うだけの単純なものなのだが、この行為には実は意味があったのだ。

痛いところをさすることにより、痛みという感覚からさすられているという感覚に上書きされて、痛みが治まるというのである。

さらに「飛んでいけ」と表現することにより、本当に飛んでいくかは別として、そっちに気が取られて、痛いことを忘れさせるという効果もあるのだとか。

これにより、本来なら感じていたであろう痛みが、多少なりとも緩和されると言われているのだ。こういった現象のことを「プラシーボ効果」という。

こんな話を聞いたことはないだろうか?

風邪を引いた人に、全く関係のない薬を「風邪薬」だと言って飲ませると、本当に効果があった。これもプラシーボ効果であり「痛いの痛いの飛んでいけ」もこれと同じ原理なのだ。

かなり前の話だが、このプラシーボ効果を検証するために、ある「恐ろしい実験」が行われていたという。それが「人は思い込みで死ぬのか?」という、聞いただけでゾッとするような末恐ろしい実験である。

実際の実験内容はさらに恐ろしいものであった。死刑囚に対し、死刑を執行すると伝え部屋に連れて行く。そこで、両手足を切断すると言い「両手足に氷の板」を乗せるというもの。

なぜ氷なのかというと、氷の冷たさと、溶けて水が滴る感じが血を連想させるからだという。その結果、その死刑囚はどうなったかというと・・・

そのままショックで死んでしまったのだとか。

実際はただの氷の板を乗せただけなのに、その死刑囚は手足を切断されたと思い込み、そのショックで死んだというのだ。思い込みの力は時に、人を死に至らしめるほどの効果を発揮するのである。

信じるか信じないかはあなた次第。

 

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