凄惨な事件を起こすほど恐ろしいマインドコントロールの実態

マインドコントロールと聞く、多くの人は、どこか他人事のように感じるかもしれない。しかし、日本では、そのマインドコントロールによって引き起こされた凄惨な事件がある。

日本犯罪史の中でも、最も世界を驚かせた事件がある。それが、「北九州一家監禁殺人事件」

一般的には、大量殺人程度の認識しかないかもしれないが、その裏側では恐るべきマインドコントロールが行われていたのだ。まず、主犯は松永という男。

この男は、現在死刑が確定し、執行を待つ身だが、その内縁の妻とされている緒方純子という女性(無期懲役)の一家、全てを殺害したのだ。

その方法は実に巧妙で、自分では一切手を下さず、緒方一家をマインドコントロールし、殺し合いをさせた。まず松永は緒方家の財産や土地を狙い、純子に近づく。

結婚している身の松永だったが、離婚を前提にし、緒方家に入り込む。しかし、純子の母に、素性がバレてしまう。そこで松永は、純子の母と、半ば強引に肉体関係を持ち、弱みを握ることで丸め込む。

次に、純子を言いくるめ、知人男性を殺害させる。そこで、純子が殺人を犯したことを緒方一家に伝え、体裁や名誉を気にする緒方家を手中に収め、言いなりにさせていったのだ。

この恐るべき事件は、日本のみならず世界にも大きな影響を与えたと言われていて、アメリカでは、マインドコントロールの勉強材料として取り上げられているほどだという。

そして、この松永という男。

非常に頭の回る男だったと言われ、それだけの犯罪を犯しておきながら、裁判の際、その巧みな話術で、傍聴席にいた人たちを大爆笑させたのだとか。

そのあまりの人心掌握術に、裁判官は、弁護士と1対1の接見を禁じるほどであった。しかし、このマインドコントロールというのは、何も他人事ではない。

実学として研究が進められている上、身近な所にも存在しているのだ。アメリカでは、オンラインゲームを利用したマインドコントロールが存在すると言われている。

もしかしたら、知らず知らずのうちに、我々もマインドコントロールされているのかもしれない。

信じるか信じないかは、あなた次第。

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