藤子・F・不二雄の仕事と家族に対する素晴らしき理念

藤子・F・不二雄氏と言えば、日本を代表する漫画家の1人。そんな藤子氏に感動的な都市伝説が存在する。藤子・F・不二雄氏と言えば、仕事の鬼と言われるほど漫画に対する情熱が非常に強かった。

最後の最後、この世を去るときでさえ仕事場で筆を握ったまま力尽きたというほど。それだけ漫画に命を懸けていたのだ。それほど漫画を愛し、漫画のために生きた藤子氏にはもう一つ大切にしているものがあった。

それが、家族。

藤子・F・不二雄氏は、家族愛が強いことで有名であり、家族を大切にされていたと言われている。どんなに仕事が忙しくても、日曜日だけは必ず休み朝7時に家族と食事をしていたのだそうだ。

他にも、クリスマスが近くなると、愛娘宛に、わざわざ手作りで手紙のようなものを作ったりしていた。そして、家庭に仕事を持ち込まないことでも有名。

その証拠に3人いる愛娘の誰もが、仕事をしている姿をほぼ見たことがないというのだ。それは逆もしかりであり。漫画を描く際、作中に自分の家族を連想させるものは、一切描かなかったと言われている。

しかし。

一度だけ、藤子氏が家族と関わりのあるものを作中に引用したというのだ。それが、藤子氏の代表作である「ドラえもん」のある回のこと。そこには、娘が大切にしているおもちゃ。

そして、娘からプレゼントされたおもちゃ。などが登場している。今まで、その境界線を守って来た藤子氏。なぜ、この回だけはその掟を破ってしまったのか。

これにはある理由がある。

掟を唯一破ったとされるこのドラえもんの回。なんと、藤子氏の遺作なのだ。つまり、生前、最後に描かれた漫画ということ。もしかしたら、藤子氏はこの漫画を描いている際、自分の死期を感じていたのかもしれない。

そして、最後の最後、自分が愛してやまない、漫画と家族。その二つを組み合わせたかったのかもしれない。

または、今まで作品に出すことがなかった家族を連想させるものを漫画に登場させることで、家族への感謝や愛情を表現したかったのかもしれない。

信じるか信じないかは、あなた次第。

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